無理な糖質制限や炭水化物抜きは年齢によってはNGかも


無理な糖質制限や炭水化物抜きは年齢によってはNGかも

ダイエットといえば、ひとまず炭水化物を抜くと頭に浮かぶ人も数多くいると思います。

「糖質制限ダイエット」や「炭水化物抜きダイエット」というフレーズはよく耳にしますよね。

ですが、実は年齢によってはあまりオススメできないかも…

「炭水化物抜きダイエット」は、糖分の代わりに脂肪をエネルギーとするので、体脂肪自体は確かに減りやすいのですが、低血糖状態に陥る恐れがあります。

もし、低血糖状態になれば、ホルモンバランスが崩れやすく、結果としてイライラしたりします。

特に更年期の女性は、ホルモンバランスはただでさえ不安定な状態。

そこに低血糖状態になることで拍車をかけることになってしまいます。

炭水化物の代名詞ともいえるお米は、腸内環境を整えてくれる善玉菌のエサとなるオリゴ糖が豊富です。

なので、お米を適度に摂った方がお通じもよくなり、体の調子も整ってくるのです。

日々の食事で少し意識してみる!栄養素を大切に

日々の生活での運動量などによって、摂取するべき1日の摂取カロリーは変わってきますが、

毎日の運動量が5,000歩未満の女性だと、1日の必要カロリーは約1,600kcalになります。

ここでのポイントは、単に摂取カロリーを抑えれば良いわけではなく、摂取する栄養素が大切です。

もし、2000kcal摂取したとしても、栄養バランスが整っていれば太りにくい体質に。

そして、その中でも積極的に摂取したい栄養素は「たんぱく質」です。

たんぱく質は、筋肉の元となったり、加齢によって細くなりがちな骨や髪の栄養素にもなります。

日本人女性が摂取したい1日のたんぱく質量はおよそ50g。
1日3食で計算してみると、1食当たりおよそ16.7gのたんぱく質を摂取するということに。

そんなに多いと難しい…と思った方もいらっしゃると思いますが、ご安心ください。

たんぱく質は豆類や卵、乳製品、肉や魚などに多く含まれているので、普段の食事に少しの工夫をすれば大丈夫です。

例えば、朝食にトーストを食べるなら、チーズをのせてチーズトーストにしたり、昼食にそばを食べるなら、温泉卵や納豆をあわせて食べるようしてみるなど。

分かってはいるけども、実際は仕事や家事で忙しくて、なかなか食事だけでは難しい…そういった場合はサプリメントなどで補うというのもOKです。

ほんの少しの意識でいいので、日頃から栄養に目を向けた食生活を心がけてみませんか?

炭水化物の働きについて

炭水化物はタンパク質や脂質と並ぶ3大栄養素のひとつで、エネルギー源になる「糖質」と、消化されずほぼエネルギーにならない「食物繊維」の2つに分類されます。

このうち、糖質は1gあたり約4kcalのエネルギーを生み出し、脳や体の大切な動力源として欠かせません。

特に、脳はブドウ糖を唯一のエネルギー源としており、1日で120gも消費するといわれています。

正常な判断や思考力を保つためにも炭水化物は大切な栄養素です。

炭水化物抜きダイエットは「糖質制限」がカギ⁉

炭水化物抜きダイエットは「糖質制限ダイエット」「低糖質ダイエット」とも呼ばれます。

炭水化物に含まれる糖質の摂取量を制限して新たな脂肪の蓄積を抑えつつ、体内のタンパク質や脂質を糖に代わるエネルギー源として燃焼させることで、ダイエットにつながるといわれています。

まとめ!

炭水化物抜きダイエットとは、脂肪に代わりやすい糖質の摂取量を制限する減量方法で、1日70~130g程度の糖質を摂取し、長期間かけて継続していくことがポイントです。

ただし、糖質はエネルギー源でもあるため、極端な制限は低血糖症など健康への影響やリバウンドが起こりやすくなる可能性があります。

白米や麺類などの炭水化物は量を抑えながら、肉や野菜、大豆製品などの食品とともにバランスよく取り入れることが大切です。

長期的に取り組んでいくことを考えると、管理栄養士の監修による糖質が少なめに調整された宅配弁当を利用するのもおすすめです。

自分に合った方法で無理なく炭水化物抜きダイエットを続けていきましょう。


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